工事に関する基礎知識
工事を行う場合にあらかじめ注意すべきポイントがあります。
それぞれチェックすることにより、満足度の高い工事になります。
【 工事前のチェックポイント 】
・住みながら行う工事の場合は、水廻りなど使用できなくなる期間の
確認等生活に影響がある場合の対応策について検討する事。特に期間が
長引く場合は疲れやストレスなどが出てくる場合があるので注意する。
・減税制度、補助金を受ける場合の必要手続きを済ませたか。
工事前写真が必要だったり、期日や期限にも注意しましょう。
・工事箇所にある家具、荷物の移動は済んだか。
移動しながら工事できる場合もありますので無理せず、工事業者に相談
してみて下さい。
・リフォーム瑕疵保険を希望する場合の手続きを済ませたか。
・近隣へのあいさつ廻りは済ませたか。
【 工事中のチェックポイント 】
・契約内容通りのリフォームになっているか。
・追加工事は必ず内容と金額を双方で確認し書面を残す。
・工事中内容変更した場合は口頭で済ませず書面を残す。
トラブルになりやすいので、防止対策からも必ず行って下さい。
・施工者に構造や耐震への補強箇所を写真や書面で残す事の確認をとる。
今後のインスペクションのためにも。
【 どんなリフォームにするかの検討 】
・グレードアップの為のリフォームだけではなく、耐震補強など、
安心・安全は基本です。合わせてご検討下さい。
・今手を入れておけばのちのち安心、痛みが少なくて済むという事が
あります。
・現在のライフスタイルだけではなく、将来考えられることについても
検討しましょう。
・お金をかけるべきところ、かけなくても良いところあるかもしれません。
家族だけではなく、業者などの専門家にもご相談下さい。
【 小さなリフォームも家全体のことを考えて進めます 】
建物全体をそれぞれの専門家が協力して作り上げる「家」
それぞれのチェックポイントをまとめました。
●基礎
地震や台風から家を守る大切なところ。
ひび割れなど、診断は重要です。
●大工
木造は大工の腕で8割が決まります。
リフォームだからこそ、経験豊富な大工が携わる必要があります。
●木材
木造の家は建った後で力を発揮、強く丈夫になっていきます。
●板金
手入れを怠ると雨漏りの要因になります。
屋根の谷部分には注意が必要です。
雨樋も落ち葉で詰まったり雪で変形したり、メンテナンスが必要。
2階の雨樋は足場が必要なので、外壁塗装の際に一緒に点検し、
補修する事をお勧めします。
●外壁
壁の亀裂より、サッシ廻りや庇などが雨漏りの原因の場合が多いよう
です。塗装の前に診断する事が重要です。
また、外壁塗装は見た目だけではなく、家の保護にも役立っています
ので、10〜15年位での塗り替えをお勧めしています。
新しい塗料の中には、遮熱性、断熱性に優れたものなど、
プラスアルファの性能があるものがあり、塗り替えの際にはご検討
頂くとよいです。
●左官
左官仕上の壁は落ちにくい素材のものや汚れが付きにくいもの、
天然素材の壁材等があり、メンテナンスして大事にしたいものです。
今は和室が無い新築住宅も多いですが、
風情があり高級感のある京壁や漆喰壁など、
むしろ海外からの評価が高く、見直されています。
●建具
無垢材の建具は開けにくくなったり、塗装がはげてしまっても
愛着があります。
再塗装や建付調整、金物を交換したりすれば、
これからも長く使うことができます。
●水道
配管の寿命もチェックが必要。
耐震補強や水廻りのリフォーム、クロスの張替え等をお考えの場合は
一緒に点検をお勧めします。